新潟県燕市、ものづくりのまちで知られるこの地で
代々続く、農家金子家の屋号はちんどん。
“農園はちんどん”は
信濃川の支流、中ノ口川のほとりの肥沃な土壌で
くだもの、野菜、小麦などを栽培している農家です。
当園のくだもの畑は草を生やすことで耕されています。
春夏、草の勢いが旺盛になる頃、
いそがしくなる樹のおせわと並行しながらの草の管理は手間がかかりますが、
よけいな除草剤を使わない栽培をこころがけています。
はちんどん の梨は現在7種類。
和梨の愛甘水、幸水、豊水、二十世紀、新高、新興。そして、幻の洋梨ルレクチェ。
8月から年の瀬まで順次お届けします。
実は、なす好きな新潟県民。
新潟のなす作付面積は日本一、でも出荷はそれほどでもなく、
あとは県民のおなかにおさまっている計算です。
現在、当地で栽培がさかんな「十全なす」など、栽培の勉強中。
6月から収穫。
雪国新潟県。
その気候にも耐える小麦品種「ゆきちから」を数年前から栽培しています。
パンや麺に適した芳醇なかおりの小麦です。新麦は収穫後しっかり寝かせて晩秋から発売。
新潟名産の八珍柿。
燕市の柿が、実は古くから栽培されているというのは、知る人ぞ知るおはなしです。
タネが無く食べやすい渋柿を渋抜きしてお届けします。
9・10月発売。
農園の年間の流れを大まかにまとめました。
このほかにも、草刈り、施肥や追肥、摘果(多すぎる果実を間引く)など、
より良質な作物を実らせるため、こまめな手間は欠かせません。
message
我が家は新潟の田舎にある、ごくふつうのちいさな農家です。
昔からこの土地に暮らし、家族ぐるみで農業をしてきました。
その家に生まれた私(園主)が、この地に根ざした農業を引き継ぐことを決めたのは
ただ「地域の農業を失くしたくない」という気持ちからでした。
ごくふつうだけれど、この土地で昔から耕されてきた田畑、そこで生み出される価値。
そういうものを大切にしていきたいと思っています。
“はちんどん”が目指しているのは
実った農作物を安心して美味しく食べてもらうことはもちろん、
農作業体験や「農」にまつわる手仕事を、興味のある方たちとともに楽しみ、
暮らしと心をちょっと豊かにするような場所になることです。
今後少しずつ、この農園でできることを増やしていきます。
イベントなども企画しますので、一緒に試行錯誤しながら
楽しんでもらえると嬉しいです。